どうも。もやしです。
設計者が敷地で見るポイントを3回に渡って紹介していきます。
建物を設計は敷地条件はもちろんのこと、敷地を取り巻く環境にも大きく左右されます。前面道路や高低差、通風、隣家の開口部の位置などにより、多くの設計条件が課されてしまう場合もあります。
逆に言えば、設計のヒントとなるものが敷地と周辺環境にはたくさん転がっているのです。
敷地図だけの卓上での設計をすることは、設計者としてやってはいけません。
敷地を最大限に活用するためには卓上設計ではなく、実際に敷地に赴き敷地条件を把握しておく必要があります。
今回は2回目として5つのポイントを書かせていただきます。
境界塀の種類
隣地境界線きわのため、隣地とのトラブルが起きやすい部分の1つだと思います。
計画において日照や通風、隣地とのプライバシーを考慮すると上で、塀がコンクリートブロック積なのかフェンスなのか等々、影響を及ぼす要素となります。
敷地境界線から隣家との関係
こちらも計画における日照、通風、プライバシーに大きく影響する要素となります。
もし隣家が境界めいいっぱいにあれば計画敷地への日照等の影響は大きくなります。
計画建物と隣家があまりにも近くなってしまえば、近隣トラブルに発展してしまうかもしれません。
隣家の開口の位置
隣家の開口部の方向に考慮し、両者プライバシーを守らなければなりません。
計画建物と隣家との開口部の位置がバッティングしてしまうとお互い落ち着きませんよね。
配管類の引き込み
水道管やガス管、排水の引き込みを確認しておきます。
排水ルートについては重力任せとなりますので、場所によってはGL設定にも影響してきます。
ガス管や給水管については、既存の引き込みがなければ引き込む為の工事も発生してきますので注意が必要です。
側溝はどこにある?
側溝がどこにあるかによって、駐車場や駐輪場、歩行者アプローチ空間の雨水排水の持って行き方を検討します。
側溝によって納まりも変わってくるので、ものの種類も確認しておいた方が良いでしょう。
まとめ
設計者が見るべきポイント(2回目)をご紹介しました。
現地へ行き、設計者自身の目で敷地の状況を確認する事はとても重要です。
現地を見る事で自身の勝手なんだイメージを払拭できたり、隠れた問題点を発見できたりできると思います。
設計者として客観的な判断が出来るよう是非可能な限り、現地に赴くようにしましょう!
少しでも皆様のアイデアの引き出しが増えることを願ってます!
ご精読ありがとうございました。