【DIY】ベッドフレームを自作する PART②

ベッドフレームの組み立て

こんにちは、もやしです。

ベッドフレームの自作記事PART②です。

前回の記事では、ベッドフレーム作成経緯から部材拾い出しまでを書きました。

今回は、「必要工具の確認 その他組み立てに必要なもの」からベッドフレーム完成までを書いていきます。

 

必要工具の確認 その他組み立てに必要なもの

ホームセンターである程度カットはしてくれますが、細かい加工は自身で行う必要がありますので、工具の確認をします。以下にに必要なものの例を挙げていきます。 (イメージしにくいものはリンクを貼り付けます)

・塗装剤

塗装が必要であれば購入

・やすり

木材を滑らかにするのに使用 ♯100以上がおすすめ

・木ビス

木材の接合用

・木工用ボンド

木材の接合用

・ダボ

木材の接合用 本篇では6㎜のものを使用

・インパクトドライバー

ビス止めで使用

・ダボ用ドリル(アタッチメント)

ダボを入れ込むため用に穴をあけるのに使用 ダボと同じ径のものを購入する

・のこぎり

木材の加工用で使用

・木のみ

合い欠き加工用

・げんのう

木ノミを叩くのに使用

・ブルーシート

塗装の際に下に引く 養生用

・作業台

木材を加工するのにあった方が良い

DIY開始!

長らく書いてきましたがここからがメインです。

①木材のやすり掛け

ホームセンターに売られている木材は出来合いの木材家具とは違い、表面の加工がされておらずざらざらしているので、とげやササクレのようなもの残っています。通常使用した際、肌に触れて怪我をしないようにやすり掛けを行い表面を滑らかにします。

やすりは目の粗いものから細かいものまでさまざまな種類がありますが、粗いやすりからかけていきます。

実践した限りでは、#100~#200の間で2回ほどかければ十分表面が滑らかになりました。

②合い欠き継ぎの加工

ベッドフレームの部材詳細図

ベッドフレームの組み立て

合い欠き作成のためまずは図面をもとに墨出しを行います。後に手ノコやノミで加工していきますが、その加工のための下書きを行うということです。

合い欠き

切り欠き後はこんな感じです。これが最も大変な作業だと思います。

③仕上げ材の塗装

木材の塗装

仕上げ材に塗装をしていきます。すべて組み立てた後に塗装をする方法もありますが、そうすると養生が面倒なので今回は加工前に塗装を行いました。あと実際にマットレスを置いたときに見える部分の木材しか塗装はしていません。

写真の塗装剤は「ニッペホームプロダクツ VINTAGE WAX」のクリアタイプを使っています。クリアタイプを使うと木材の木目を生かした仕上げとすることができます。

どのように仕上げるかは好みによって異なるので調べてみてお好きな塗装剤を使用するのが良いと思います。

④架台の組み立て・側面フレーム木材と取り付け

ベッドフレームの下地

「②合い欠き継ぎの加工」にて加工した木材を合い欠きがうまく接合できるように組み立てます。問題なく接合することができたら一度ばらします。(左斜め上が枕元になります)

ベッドフレームの組み立て

次にフレーム側面の木を下地の木と接合します。接合部は木工用ボンドを塗り、下地側から(下から上に向かって)ビスで3か所程度止めていきます。この作業が終わったら再度、下地とともに組み立てます。

足元の木(右下)はここでは固定はしませんが、仮配置して幅に間違いがないかを確認します。 ※下地木とフレーム木を接続しているときの写真を撮り忘れました。

ここではビスの長さが長すぎると貫通してしまうので注意が必要です。「下地の厚み+仕上げ木材厚み」より10㎜程度短いものを選定するとよいと思います。

⑤すのこ木の取り付け

ベッドフレームの組み立て

すのこ木の取り付けを行います。まず、すのこの隙間が均一になるように下地に墨出しを行っていきます。

墨出しがおわったらすのこ木を配置し、それぞれ下地に3か所ビス止めしていきます。

ポイントとしては、足元の木材(写真右斜め下)を仮置きし、それに沿わせるようにすのこ木を固定することです。最終的に足元の木材とすのこを繋ぐ必要があるためです。

⑥ダボ継ぎ

ダボ継ぎ

足元の木材はすのことダボ継ぎにより接合しますが、ここでも例によって墨出しを最初に行います。(すのこ側も同様)

インパクトドライバーに専用のアタッチメントを取り付けてダボ穴をあけていきます。

ダボ継ぎ

ダボを入れていきます。通常はボンドを入れていきますが今回はバラしやすくするためにボンドなして繋いでいきます。

足元の木材とすのこ木をダボ継ぎした後、下地木とビスで固定します。

⑦補強

木製棚受け

設計上はなかったですが、実際に作ってみたところ強度上不安な部分があったため「木製棚受け」にて補強を行いました。足元の木材の下の部分です。

ダボ継ぎは接続部とのずれを防止する効果はありますが、構造耐力的に効果は薄いため荷重がかかる部分に使うのは避けるべきでした。 写真左寄りにある下地木が持ち出しが少なすぎるのも補強が必要になった理由の一つとなりました。

完成!‐マットレスを置いてみる‐

ベッドフレームの高さ

完成した時の達成感ややり切った感は良いものですね!ヘッドボードがないですがまた今度つけようと思います。改造できるのがDIYの醍醐味です。

設計段階でこだわった「フレーム下にルンバが入れる」「ばらしやすい」はうまく実現できました。ついでに「ベッド側面に本や物が置ける」というのもポイントに加えておきます。

PART① まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回作成したベッドフレームは工具込みでも3,5000円程度で作成することができました。

出来合いのものを買うのも一つの手ですが、あえてDIYすることで作ったもの自体に愛着もわきますし、様々なことを考えながら作るのでとても勉強になります。

まだまだお家時間も続くみたいなので、皆さんもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?