設計製図用「バンコ 三角定規45°テンプレートプラス」

VANCO template

どうも、もやしです。

 

今回は一級建築士製図試験での道具の1つバンコ 三角定規45°テンプレートプラスを紹介していこうと思います。

これは、複数の機能を1つにまとめたとても効率的なテンプレートと言えます。道具を持ち替える時間を省けるので、トータル的に時間を短縮することが可能です。

ここでは私がどのように使っていたかをいくつか書いていきます。

寸法のチェック

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バンコ二等辺三角形の底辺部分にはメモリが記載されており、1級製図課題の縮尺でもある1/200スケールのメモリもあります。補助線の描いたのち柱を描き始めますが、補助線寸法は間違えたら、とても大変なのでバンコでチェックを行います。バンコのメモリは50mまであり、ほとんどの製図課題は50m以内の敷地なので十分に対応可能です。

構造柱を描く

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テンプレート内の正方形を使って構造柱を描くことが出来ます。もちろん、3.5mmと4mmのテンプレは同じラインにあるので、大きさの異なるコラムを連続して描く事も出来ます。

外郭のサッシを描く

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バンコの形状は、三角定規として利用できます。大きさ的に補助線を描くのには向きませんが、各フロア毎に外郭のサッシ太線を精度よく描くのにとても重宝します。

トップライトを描く

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パッシブデザインは十中八九求められる昨今の課題、トップライトは必ず描かなければなりません。このテンプレートはトップライトも描くことができます。同じラインにある9mmと10mmの四角を使ってトップライトのパラペット を描く事でより印象の良い図面に仕上がります。ただこれは多少練習が必要だと思います。

断面図の梁型を描く

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私は、2級製図も経験していますがRC造の梁型を描くのにとても苦労した覚えがあります。1級製図でのRC造梁型はこのテンプレートを使ってコンマ3秒で描くことができます。3mmの四角の左右下方3辺で梁型を描いていきます。その後スラブ断面で繋げば完成です。

cf)つまみがあるので持ちやすい

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このテンプレートは中央部分にツマミが付いているので、しっかり手で固定しながら作図することが出来ます。また、ツマミのお陰でテンプレートを真上に引き上げる事が出来るので、下手に滑らせて図面を汚してしまう心配もありません。

 

まとめ

もう製図試験まで半年を切りました。長期の人は本腰入れて試験勉強に臨み始めている事かと思います。学科からの人は、学科試験日から約2ヶ月と少しという極めて短い期間で合格レベルまで持っていかなければならりません。

製図試験における作図分野においては、半端ない作図スピードと更に印象を良くするための精度が求められます。バンコテンプレートを使えば作図の効率性の向上をすることが出来るので、洗礼されたプラン提案にも繋がると思います。

下記にもリンクを貼っておきます。

少しでも皆様のアイデアの引き出しが増えることを願ってます!

ご精読ありがとうございました。