みなさんこんにちは!もやしです。
今回は寝室についてです。
昨今の寝室の使われ方は寝るだけでは済まされなくなってきました。読書を楽しむ場、映画鑑賞をする場として併用して使用される場合も多くゆとりある空間が要求されます。
まずはベッドの基本寸法からかいていきます。
ベッドサイズは大まかに5種類
ベッドは大まかに分けてシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングに分かれます。残念ながらジャックサイズベッドはありません。
シングルベッド1000×2000㎜、セミダブルベッド1250×2000㎜となります。
シングルは一人用として、セミダブルは一人用または二人用として選ばれます。
続いてダブルベッド1400×2000㎜、クイーンサイズベッド1700×2000㎜、キングサイズベッド1900㎜×2000
これらの三つは二人用か小さなお子さんと一緒に寝るなら三人用として選ばれます。
ベッドの高さですが、大体450㎜前後です。ちなみに椅子も450㎜程度ですので同じくらいと覚えておくとよいでしょう。
450㎜という高さは人が座りやすい適度な高さとなっていることに加え、ベッドの下も収納スペースとして有効活用できる寸法です。
寝室の大きさは?
基本の寝室の大きさは、3185×2730㎜となります。
3185×2730㎜はどこから来たのかというとシングルベッドを二つ並べて歩行幅を確保するとこの寸法となります。
先ほどの写真の転用ですが、
ベッドの周りの歩行幅の寸法は450~500㎜程度確保するようにします。将来のベッドの配置変更も考慮した数値という意味もありますのでクリアランスはしっかりとっておきましょう。
ここから先は少し基本の大きさからアレンジしていきます。
テレビを設置したい
テレビはベッドから起き上がって正面の方が見やすいので足元側の壁際に設置します。
写真の図面はテレビ台の上にテレビを置いたパターンです。寝室の奥行きを3185㎜とすれば歩行幅も確保でき十分納まります。
ちなみにテレビの視聴距離はテレビの高さの3倍程度と言われます。この場合は2200㎜離れていますので、高さ700㎜ちょいのテレビ(55型)をおすすめできることでしょう。
寝室をコンパクトにしたい①
セミダブルベッドを指定すれば寝室の間口を2730㎜に縮小できます。
ダブルベッドでも片方に寄せれば2730㎜でもいけそうですね!
寝室をコンパクトにしたい②
シングルベッドを置いたパターンです。間口を1820㎜まで縮小することができます。二人分のベッドが必要であれば、この寝室とは別にもう一つ寝室を作る必要があります。
寝室に付随する収納を設けたい
収納の扉が、引き戸若しくは折れ戸の場合は扉分のクリアランスを設ける必要があります。
折れ戸の場合は物にもよりますが600~700㎜程度の戸が半分に折れて手前に引かれますので350㎜以上の何もない空間を開けておきます。
上記より、寝室の間口を3640㎜確保できれば付随する収納を設けることが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
寝室はプライベートな領域なため、寝室を計画することは人それぞれの趣味やこだわりを覗き見るのに他ならないことだと思います。ゆえにそれぞれの個性が最も現れる部分であると感じます。
寝室の計画は基本を忘れずに、ときには建築の基本すら無視しながら柔軟に対応していきたいものです。
少しでも皆様のアイデアの引き出しが増えることを願ってます!
ご精読ありがとうございました。